お宮参りとは
- 赤ちゃんがはじめて土地の神様に見知って頂く大切な儀式
- 無事に出産できたことの御礼参りも兼ねて家族全員が集合
- 未来の赤ちゃんの健やかな成長を祈る
そんな晴れやかな日にお宮参りの主役である赤ちゃんの衣装は、
「着物にしようか?」
「べビードレスにしようかしら?」
「購入した方がいいかしら?」
「それともレンタルで済まそうか?」
など、ママは悩むでしょう。
一緒に参加する家族も全く勝手バラバラなのもどうなのかしら…新米ママは、ますます悩んでしまいます。
「私は、どんな服装にしたらいいかしら。」
「義母が着物ならば、私も着物? でも、着物は紋入りの黒の留袖が礼装だと聞いたわ。」
そうです。昔の人は、黒の留袖、家紋入りでお宮参りをしました。もちろん赤ちゃんも着物。参加する両親の服装のバランスというのも、考えたほうがいいとも言われていました。
けれど、着物だと着付けもできないし、ヘアーもいつも通りのヘアではすまないでしょう。レンタル着物も汚したりすると厄介そうです。
スーツに決めた理由
そんな着回しの効くフォーマルスーツには、いくつか注意が必要なので、これからご紹介していきましょう。
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目次
お宮参りの母親向けのフォーマルスーツは授乳を意識してゆったりめ
赤ちゃんのこれからの成長を祈るので、親として恥ずかしくない格好をしていきたいところです。
きちっとしたスーツというのは見た目も綺麗で注意点も少ないので、神様にご祈願をするには相応しい服装と言えるかもしれません。
でも、忘れないでください。ママには赤ちゃんの授乳やオムツ換えの仕事があります。あまりかっちりしたスーツやピッタリとしたスカートでは、窮屈かもしれません。
少し動きやすいニット素材
スカートもスリットがはいったもの
フレアータイプ
などにすると、動きが楽になるでしょう。
とにかく授乳するには服装は前開きが必須です。その上、ママは赤ちゃんを抱っこしますので、よだれなども気になるところです。
産後の体系に合わせて買ったスーツは「体重が少し痩せてきたら、スーツがブカブカになって、結局着られなかった。」などというアクシデントもあるかもしれせん。体のラインが目立ちやすいフォーマルスーツですので、カバーしきれないものがあります。それで、がっかりしないように、事前に考えておくといいでしょう。
なお夏にお宮参りにスーツで行くのは、少し暑いかもしれませんので、薄手レースのシフォンなどで半袖を選ぶ等の工夫をしましょう。
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お宮参りには派手すぎカラーやデザインはNG
デザインや服の色が派手すぎる正装は、他の人から浮いている、主役の赤ちゃんより目立ってしまうため、お宮参りには好ましくありません。
自分の子供の初めての晴れ舞台に、張り切りすぎて子供より目立つのはNGです。派手な色でスカート丈もミニ丈で太ももも露で祈祷に参加されては、参加している人達も、目のやり場に困ってしまいます。
余りに大胆なカット
肩が出ている
胸元が大きく開いているようなデザイン
も止めておきましょう。
というのも、神様のところに自分の子供の健康と幸せを祈祷するためにお宮参りをしますので、礼節を保ち、静かな気品がある服装と佇まいで祈願をしなければ、神様を怒らせてしまいます。
ちなみにスーツの選び方は、落ち着いたデザインで色は白・紺・ベージュなどが好感が持たれます。
生足NG
お宮参りのママの服装は「参考 お宮参りの母親はどんな服装がいいの?ポイントと対策はこの5つ!」でポイントと対策を確認してみてください。
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祖父母が一緒なら服装に統一感を
ママとパパ、赤ちゃん、義理の父と母といった身内の方が一緒にお参りに行く場合、一番理想的なのは、同じように合わせた服装でいくことが理想的です。
パパとママがきちんと決めているのに、祖父母は普段着
祖父母は礼装しているのに、パパとママがジーパンなどの普段着
赤ちゃんだけ着物
上記のようなことは避けるため、事前に祖父母と話し合って、おおまかな服装スタイルを相談しておきましょう。
祖母が同伴の場合
ママがスーツならば、パパもジャケットとネクタイ着用が理想的なスタイルです。正装は礼服ですが、礼服を持っていない場合は、ブラックやダークカラーのスーツを着用します。
いずれにせよパパ、ママ合わせて変にならない服装を相談して、バランス取りましょう。
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神社は足元が不安定なので靴はパンプス・スニーカーが無難
ママになると大変です。スーツで決めているのに、足元はパンプスでなくスニーカーなんて、シングル時代には考えなかったでしょう。やっぱり、パンプスはスーツの一部だと思っていたかもしれませんが、ママになったら赤ちゃんのため。赤ちゃんを抱いたまま、滑ったり転んだりしては大変です。
お宮参りで参拝する神社やお寺の境内は、砂利道や石畳といった舗装されていない道も多いので、つまづきやすいのです。新米ママですから、足元の靴には要注意です。
かかとの高いヒールではなく、かかとの低いパンプスか、スニーカーなどを履いたほうがよさそうですね。マタニティや産後用のスニーカーも販売されています。スニーカーはカジュアルなものですが、お宮参りにふさわしくないなどということはありません。
赤ちゃんとママの安全のためには、一番ピッタリの靴なのです。お宮参りの砂利道は、慣れていない人には苛酷です。
カジュアルすぎない?
正装にふさわしくない?
との声もあるでしょうが、ともかく、お宮参りに行く時には、歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。
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まとめ
いかかでしたか?
まとめると
「主役は赤ちゃん。赤ちゃんより目立たず、親として神様に子供の健康を祈願するのだから、それ相応の品位を持った服装でお宮参りへ行きましょう。」
ということでしょうか。
それでも、産後のママの体調と赤ちゃんの健康が第一です。
お宮参りは土地神様に赤ちゃんをお披露目するというの意味を含んでいます。いろいろ形式や決まりごとがあるお宮参りですが、そこに捕らわれるのでなく、家族みんなの記憶に残るお宮参りにすることこそ大切なのだと思います。