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お宮参りで産着は必要?購入・レンタルの値段と産着の着せ方を徹底調査

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「お宮参り」という言葉を聞くと、今も胸が痛む筆者。産後の辛い時期とお宮参りが重なったこともあり、我が家は普段着で息子を参拝させたのですが、それが後悔の元になるなんて思いもしませんでした…。

お宮参りに厳密なルールはありません。和装(産着)が正装とされていますが、最近は洋装でもOKとされています。もちろん普段着でも大丈夫です。どんな格好でも間違いではないのです。

ただ、何も知らずに決めると「こんなこともできたのか!やってあげればよかった…」と後悔することもあります。お宮参りの写真はアルバム等で何度も目にすることになり、後々まで印象に残りやすいので衣装選びは大切です。

今回は、私の反省を生かし、妊娠中や出産したばかりで忙しくて大変なお母さんたちが、こちらの記事だけで産着の情報を集められるようにまとめてみました。お宮参りで使う産着の基礎知識から選び方、着せ方までしっかりとご紹介します。

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お宮参りの産着とは?なくても大丈夫?どんな時に必要?

まずはお宮参りの正式な産着について、知っておきましょう。

産着は祝い着(いわいぎ)、初着(うぶぎ)とも呼ばれますが、すべて同じものです。こちらでは産着で統一します。

産着とは『生まれたての赤子に着せる着物』のことです。現代では日頃は洋装で過ごし、お宮参りで初めて着物を着せることが多いので産着といえばお宮参りの着物を指すようになっています。

なので、洋装の場合では産着は不要ということになります。そもそも産着というのが『着物』を意味する言葉なので、和装の時のみ産着が必要となるのです。ちなみに洋装の場合は産着の代用品としてセレモニードレスに白いケープを使用するのが通例となっています。

つまり産着は洋装の時は不要で、和装の時のみ必要となるものであり、基本的にお宮参りのときのみ使うものであると覚えておけば大丈夫です。

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お宮参りの産着(女の子・男の子)の選び方

ではここからは具体的な産着を選ぶ方法について、説明していきます。

まずは男女共通の産着について説明しますね。お宮参りの産着ですが、まず赤ちゃんに白羽二重(しろはぶたえ)地の着物を着せ、その上から『一つ身(ひとつみ)』という背縫いがない着物で覆うようにして包むのが基本です。一つ身は男女ともに絹織物を選びます。

柄や着物の生地は男女によって選び方が異なります。

女の子の産着を選ぶ際のポイント

最初に女の子の産着選びのポイントから紹介していきましょう。

友禅模様の紋付

生地は、縮緬地(細かいちぢれのある生地)もしくは倫子地(光沢のある生地)

柄は、手毬・御所車・小鼓・花柄などの絵柄

基本的に家紋は入れない

着物の色は赤がメジャーですが、最近はピンクや黄色・黒・オレンジといったモダンな色も増えています。

女の子の産着の生地や柄には『やさしく愛らしい子になるように』という願いが込められているので、基本的にはかわいらしくかつ華やかな柄や色を選んであげると良いでしょう。

男の子の産着を選ぶ際のポイント

次は男の子の産着の選び方をみていきましょう。

熨斗目模様の着物

生地は、羽二重地(光沢のある生地)

柄は、鷹・鶴・松・兜・武者などの絵柄

婚家の家紋を5ケ所につける

ちなみに家紋の位置は背中、左右の外袖、左右の胸です。

着物の色は圧倒的に黒が多いのですが、お店によっては白の着物もあります。

男の子の着物には『強くたくましく』という願いが込められているので、豪快で力強さを感じさせるものが多くなっています。

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産着は購入・レンタル?値段でコスパを比較

かつて産着は母方の実家から贈るのが習わしとされていました。しかし、最近は両親が好きなものを選んで着せることが多くなっています。

産着の入手は購入もしくはレンタルのどちらかになると思います。まずはそれぞれのメリット・デメリットを知っておきましょう。

産着を購入するメリット

やはり我が子のためだけに作られた産着を着せられるという満足感は大きいですね。仕立てからしてもらえば、自分の理想の衣装を作ることもできます。また第二子以降の性別が同じだった時にそのまま使いまわせます。産着を七五三の着物に着物に仕立て直してくれるサービスもあるので、七五三までカバーできるというのも大きいでしょう。

産着を購入するデメリット

レンタルに比べてどうしても料金が高くなってしまうことです。産着は基本的にはお宮参りでしか使いませんし、仕立て直しになるとまた料金がかかってきます。あとは、小さいとはいえ着物なので管理が難しいというのも主婦にとってはデメリットですね。着物を保管しておくための道具をしっかりと揃えておかないと、着物がダメになってしまうこともあります。

産着をレンタルするメリット

一番は気軽なことでしょう。先方がすべての道具を整えて送ってくれるので扱いも簡単ですし、使用後の管理やクリーニングを心配する必要はありません。第二子の性別が違ってもレンタルならそのときに自分に合った衣装を借りることができます。料金も購入するのに比べるととても安価です。

産着をレンタルするデメリット

子供の性別と人数によっては購入した方が安上がりになることがあるかもしれません。また、お店に気に入った衣装がないこともあるでしょう。ただ、衣装の種類に関しては最近レンタルもかなり充実してきていますから、ネットレンタルならあまり心配しなくてよいかもしれませんね。

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産着を購入する値段

ここからは具体的なお値段を紹介していきます。まずは産着を購入する場合です。

今回は人気の高い三店舗を中心に、男女別に金額を比較してみました。

性別

店名

商品名

値段(税込)

男の子

京都かつおか呉服店

お宮参り着物正絹 男児G3-3兜に松・波柄 濃紺地

25,800円

男の子

装い館 豊崎

お宮参り着物 男の子 産着 om-m-362

39,000円

男の子

京の初着屋

兜柄お宮参り初着 MF632

36,800 円

女の子

京都かつおか呉服店

お宮参り着物正絹 女児G2-14つつみに華

19,800円

女の子

装い館 豊崎 

お宮参り着物 女の子 初着 産着 om-l-249

29,600円

女の子

京の初着屋

花車お宮参り初着 WB9043

29,900 円

購入の場合、大体20,000円前後から40,000円程度の産着が多いです。生地等の違いで、男の子の方が着物の金額が少し高い傾向にあります。

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産着をレンタルする値段

次はレンタルの人気店を三店舗比較してみます。

性別

店名

商品名

値段(税込)

男の子

着物レンタル365

男の子 産着 No.061-3015-F

6,264円

男の子

京都 ちりめんや

255ジャパンスタイル紺地 . 鷹と波

9,800円

男の子

京都 かしきもの

黒地に鷹と纏に扇面の祝い着

8,100円

女の子

着物レンタル365

女の子 産着 No.061-0010-F

6,264円

女の子

京都 ちりめんや

1036赤地・花鈴と小花

7,800円

女の子

京都 かしきもの

ピンク地に花車と鼓の祝い着

8,100円

どの店舗もフルセットレンタルでも10,000円以下で収まる商品が多いです。3店舗とも利用日2日前お届け・3泊4日レンタル、往復の送料無料、クリーニング等は一切不要なので、気軽に利用できます。

レンタル着物店はお店によって特色が出やすいので、少し踏み込んで違いをご紹介しますね。

着物レンタル365

オススメ度:

元々が呉服屋さんなので、質の良さと豊富な着物の取り揃えが魅力のお店です。着物はすべて正絹、京都からの直接仕入れにこだわっています。

基本のセット内容は産着、襦袢、帽子、よだれかけ、お守り袋。帽子やよだれかけは、男の子は白、女の子はピンクで色を変えてくれています。こちらは希望があれば変更してもらえます。

着物の柄の選び方もわかりやすく、男の子なら『古典』『カッコイイ』『ワンランク上』から、女の子なら『古典』『モダン』『ワンランク上』というシンプルなジャンル分けから選ぶことができます。特に『ワンランク上』の着物は、どれも間違いない品物ばかりなので、祖父母世代にも安心してもらえそうですね。もちろん季節ごとの着物選びにも対応しています。

オプション内容も豊富です。1泊2日の下見サービス(3,240円/税込)が付いているのが、この店舗の大きな特徴です。事前にどんな着物か見ておくことができるのはとてもうれしいですね。着物を万が一汚してしまったときのための安心パック(1,080円)、腰に差して使うでんでん太鼓・犬張り子セット(504円)のレンタルもあります。

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京都 ちりめんや

オススメ度:

5,000円を切る安価な商品から高級な一枚まで、金額選択の幅も広い魅力的なサイトです。双子向けの商品やブランドなどからも着物を選ぶことができます。

基本のセット内容にはベビー帽子セット(帽子、お守り袋、スタイ)が付いています。基本料金が安く、オプションで必要なものを借りていくというスタイルですね。自分で小物は持っているという方は、こちらを使うと節約できるかと思います。

ちなみにオプションメニューはかなり豊富です。汚してしまったときの保険となるセーフティプラス(1,000円)の他に、ベビードレスとのセットレンタル(2,800円)、でんでん太鼓セット~でんでん太鼓、犬張り子、扇子等5点(2,500円)があります。

さらに、新生児用のCombi抱っこひもレンタル(2,000円)があるのは地味に嬉しいですね。長時間抱っこしなければならない、抱っこし続けられるか不安という方はこちらもチェックしておくと良いでしょう。

京都 かしきもの

オススメ度:

京都ならではの質の良い着物が揃っており、細かなサービスも充実しています。

基本セットは下着、産着、帽子、よだれかけ、お守りの五点セット。それに加えて着物ハンガー、産着の着せ方&たたみ方シートもついています。こちらの基本セットは男女で色を変えてくれます。帽子の他に、お守りの色も金色or赤色で着物に合せてセッティングしてくれるんです。

オプションはほぼないのですが、フルセットレンタルですし、大抵の方がお願いするであろう保険は料金の中に含まれています。シンプルに借りたい、あまりオプションでいろいろつけたくないという方にはピッタリのお店です。

 

どのお店もそれぞれ魅力的で、着物の取り揃えもお店によって違います。

比較した結果、個人的にオススメしたいのは『着物レンタル365』さんです。やはり、1泊2日の下見サービスがうれしいですね。イメージと違う着物が届いた!というミスを防ぐことができますし、なにより安心して当日を迎えることができます。

プラス『着物レンタル365』さんには、満足度保証返金制度というものがあり、万が一サービスに不満があっても返金してもらえます。

やはり、産後辛いことや大変なことも多い母親や父親にとって『安心』こそが一番だと思うのです。『着物レンタル365』さんのサービスは、ご両親や祖父母を安心させてくれる気遣いがあります。

子供にとってもご両親にとっても、たった一度のお宮参りです。後悔することのないようにじっくりお好きな産着を探してみてくださいね。

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産着の着せ方

最後に、用意した産着の着せ方を覚えておきましょう。

  1. 白い羽二重地の内着を着せます。最近は白いベビードレスで代用する方が多くなっています。家で着せておくのはここまででOKです。
  2. 神社の境内についたら、赤ちゃんを抱っこし、その上から産着をかけます。
  3. 祝い着についている紐を、赤ちゃんを抱っこした人の肩から背に回すようにして結びます。ほどけてこないようにしっかり結んでくださいね。
  4. 結んだ紐にお守りなどを結び付けて下げます。お守りの他に縁起物のセンス、犬張り子、でんでん太鼓などがあれば同様に結びつけます。お守り袋を利用する場合は、お守り袋の中にお守りを入れるようにしましょう。

 

まとめ

冒頭でも申し上げましたが、お宮参りはどんな格好でもOKです。

ただ多くの赤ちゃんやご両親にとって初めての大きな行事です。ぜひ色々と調べて、そのうえで納得できるものを選んでほしいと思います。

出産前から準備しておくのがオススメですが、レンタルなら数日前の注文まで対応してくれるお店もあります。もう遅いかもと思わずにぜひ記事の内容を参考にして、素敵な行事にしてみてくださいね。

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