赤ちゃんの初めてのイベントといえばお宮参りです。
このお宮参りをするにあたって、ママもパパも服装についてあれこれ考えて悩むことがありますよね。
「どんな服装を着せてお宮参りに行こうか。」
「お宮参りにふさわしいのはどんな服装かな?」
「着物とかベビードレスって聞くけど実際どう選べばいいの?」
「お金はいくら必要なの?」
実際は知らない事が多くて、意外と悩むお題ではないでしょうか?
今回は赤ちゃんがお宮参りに来ていく服装にスポットを当てて、お宮参りに行く際の「男の子」の服装についてお話ししていきたいと思います。
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お宮参り向けの赤ちゃんの服装
そもそも赤ちゃんがお宮参りに行く際に正しい服装とは一体どのようなものなのでしょうか?
お宮参りにおける赤ちゃんの正式な服装は「祝い着」と言われる着物です。
男の子:白羽二重(内着)に鷹や家紋などの柄が入った紺色掛け着・晴れ着などを羽織るのが一般的
女の子:男の子と同様で、白羽二重(内着)に友禅模様の掛け着などを羽織るのが一般的
神社に参拝に行くとたまにこのような格好の赤ちゃんが抱っこされている姿を目にすることがありますね。
そんな「祝い着」ですが、最近は少し傾向が変わってきていて、男の子でも女の子でも『セレモニードレスにケープを羽織る』というスタイルが増えてきています。
どちらでもお宮参りにはピッタリの正装です。
では着物とベビードレスではどのような違いがあるのでしょうか?
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着物とベビードレスを徹底比較
着物とベビードレスについて比較をしていきたいと思います。まずはメリット・デメリットを見ていきましょう。
着物のメリット
「祝い着」の正式な服装
やはり古くからのお宮参りの服装として着物が用いられていた事から、着物での参拝は理想的です。
祖父母の時代はお宮参りの正装といえばもちろん着物だったと考えられ、昔の考えの祖父母も納得するでしょう。
着物は七五三で再利用できる
もし着物を購入した場合、掛け着は七五三で再利用できます。
男の子だと3歳と5歳の年、もしくは5歳の年でお宮参りの際に羽織った着物で七五三参りに行けますし、着物は一生物ですので、きちんと保管していればパパが使っていた着物をお下がりとして着ることもできます。
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着物のデメリット
お値段が高い
やはり着物は昔から高級品ですから、お宮参り用の着物もいいお値段です。
この後の値段比較でもお話ししますが、着物のお値段が高くて断念するご家庭もあるようです。
しかし、最近は着物をレンタルできるお店も増えてきています、購入はあきらめてレンタルを選ぶのも十分アリかと思います。
温度調節が難しい
着物の難点は赤ちゃんには温度調節が難しい点です。
春・秋は心地よい気温なので問題になりませんが、夏は掛け着が暑すぎて汗をかきやすくなります、冬は内着に掛け着だけでは意外と風がぬけるので寒さを感じやすいです。
それに加えて普段から着慣れない内着に赤ちゃんが嫌がってしまう可能性があります。お宮参りに時間がかかると着物が赤ちゃんの負担が心配になりますね。
ベビードレスのメリット
温度調節しやすい
ベビードレスの中には着物とは逆で温度調節がしやすいツーウェイオールのタイプがあります、
これは普段から赤ちゃんの着ている服と同じような形をしているので、赤ちゃんも普段から着慣れていますし、暑い時は肌着で調節でき、寒い時はベストを着せるなどの調節ができます。
肌着にベビードレスを着ていればいつも通りの服装なので、ママはおむつ替えも簡単でスムーズに行えます。
リーズナブルな価格
着物に比べるとベビードレスの方がお財布に優しい価格で売られています。
もちろんブランド物や生地の質によって値段は様々ですが、着物よりも購入しやすいことは間違いないでしょう。デザインも色々と抱負ですし、退院着で1枚用意すれば、お宮参りまで使いまわすことも出来て、「とりあえず一枚持っておこう」という感覚で購入する方もたくさんいらっしゃいます。
ベビードレスのデメリット
着られるのは赤ちゃんの時だけ
着物は七五三まで使いまわせますが、ベビードレスはその名の通り、ベビーのドレスなので赤ちゃんの時だけしか着られません、
お気に入りのデザインでも、せっかくいいお値段のドレスを購入しても、普段着にはできませんし、頑張って着せてもお食い初めくらいまでが限界でしょう。
着物の祝い着の雰囲気には負ける
ベビードレスも素敵な正装ですが、やはり着物の出す「祝い着」感には勝てません。
着物は歴史のある服装ですし、お宮参りで着物に包まれている赤ちゃんはやっぱり和の雰囲気が全面に出ていて華やかです。いざお宮参りに行って、「あぁやっぱり着物にしてあげればよかったー」と感じる場合もあるでしょう。
そんな着物とベビードレスですが、値段はどれくらい違うのでしょうか、比較してみたいと思います。
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着物(購入orレンタル)とベビードレスの値段の目安
着物とベビードレスの値段を比較してみました。
着物(購入)の目安は3~5万円
着物はピンキリで値段の幅がかなり広いので、確実にいくら!とは言えませんが、呉服店などで購入すると最低でも3万円~5万円はするでしょう。
その値段でもスタンダードなタイプで、いい染物や有名デザイナーが作っているものになると10万円以上は軽く超えたりします。
最近はネットの通販などで少しお手頃に売っている所もあるので探してみるのも一つの手でいいですが、安い買い物ではないので現物を見てから買いましょう。
金銭面が苦しいけど、我が子の為にどうしても欲しいという方は祖父母にも相談してみてはいかがでしょうか?
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着物(レンタル)の目安は5千円~
レンタルになるとお値段はグンと下がります。
安い物だと5千円~からありますが、こちらもいいデザインのものになると1万円以上~でのレンタルになるようです。結局1万円以上出すなら購入を視野に入れてもいいかもしれません。
お宮参りの時にレンタルして、七五三もレンタルということになると着物を購入するのとあまりお値段が変わらなくなる場合もあるのでは?
それに加えて、今後兄弟が増える予定があり、下の子が同性だった場合は購入していたほうが安く済むと考えられます。
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ベビードレスの目安は2千円~
ベビードレスは着物に比べるとかなりお手頃価格の物がたくさんあります。安い物では2千円~あり、帽子付きでこの値段の物もあります。
人気なのはデパートなどの有名な子供服ブランドから出ているベビードレスで、安い物だと5千円~販売しているようです。 お祝い用のドレスなので1万円くらい出す方もいるみたいです。
一般的には白地でレースをあしらったドレスが多いですが、最近だと男の子っぽく、ネクタイや蝶ネクタイがついているタイプの物や着物風なデザインのツーウェイオールなどもあり、ネットなどで探しても5千円くらい出せばそこそこいい物が購入できますので探してみるのも楽しいでしょう。
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ベビードレスに着物を羽織るスタイルもあり
着物とベビードレスで比較してきましたが、実際のお宮参りで意外と目にするのは、ベビードレスを着て、着物を羽織っている赤ちゃんです。
内着がないので代わりに
着物をきせたいから、中は着慣れた服装にして着物を羽織らせる
着物の羽織りを脱いでも心配がない
両方着せたら正装として間違いがない
などの理由があり、まさに、和と洋が融合していて見た感じもなんだか変な感じがするのですが、この服装の赤ちゃんは実はかなり多いです。
理由を聞けばその服装にしているのもなんだか納得できますね。 着物をお下がりで着ている赤ちゃんなどは、「着物の中に着る服装は新品で」とベビードレスを新しく用意する方も多いようです。 確かに、着物の中がベビードレスというのは究極の正装かもしれませんね。
まとめ
今回はお宮参りの男の子の服装についてお話ししてきました。
着物とベビードレスの比較を見て思った事は、
- 着物には着物にしか出せない雰囲気があってオススメ
- ベビードレスには着やすさや値段面での心配があまりないのに正装として成立するという所がオススメ
かなということです。
お宮参りの服装を決める参考にしてもらえればと思います。
どのような服装を選んだとしてもも赤ちゃんと家族にとってお宮参りが素敵なイベントになることを心から願っています。