お宮参りとは「赤ちゃんがちょうど生後一ヶ月程度で行う初めての大きな行事」で、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目に行うものといわれています。
そんなお宮参りには、単に赤ちゃん連れというだけでなく、準備することが数多くあります。
神社への予約
ベビードレスの準備
会食のセッティング
誰もがみんな初めてのこと。何を準備すればよいのか、どういったことに気をつければよいのか、全くわからないことだらけです。
お宮参りはいつ行えばいいの?
赤ちゃんの服装や自分の服装にマナーはあるの?
絶対に用意しないといけないものやあれば助かるものって何だろう?
など、疑問がいっぱいです。
先輩ママたちはいったいどこに気を付けていたのか、もっとこうすれば良かったなど、失敗しないための極意を聞いてみましょう。
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目次
日取りは余裕をもって計画するべし!
一般的にはお宮参りの日取りは、赤ちゃんが生まれてから30日前後とされていますが、必ずしも守らなければならない決まりではないため、生まれる季節やお母さんの身体の状態、赤ちゃんの様子を見つつ、30日より後ろ倒ししても問題ありません。
赤ちゃんとの初めての大切な行事ですので、出来るだけそれぞれの状態が良い時に行うのがベストでしょう。夏生まれの赤ちゃんや、冬生まれの赤ちゃんの場合は、時期をずらして2、3か月後の気候の良い時期に設定しても良いのです。
特に赤ちゃんにとっては初めての外出となる場合が多いので、暑さや寒さには十分に注意が必要です。脱水症状になったり、身体の具合が悪くならないように、選ぶ時期には注意をしてあげましょう。
また、同行される方もあまり暑すぎたり寒すぎたりしない方が参加しやすいものです。両家の祖父母が一緒に…という場合もありますから、それぞれの体調を考慮したうえで、よりよい日取りを考えましょう。
お宮参りは赤ちゃんの誕生を祝い、その子の健康と長寿を祈る行事です。体調のすぐれない時や都合の悪い時に無理やり予定をいれることは避け、お宮参りは生後30日後というしきたりにはこだわらずに設定しましょう。
しかし、考え方は人それぞれ。そのしきたりにこだわる方も中にはいらっしゃるかもしれません。そういう時は、勝手に決めず、お互いよく話し合って決めるようにしましょう。
こういった行事には昔からのしきたりというものが存在するけれども、子どもの誕生を祝うセレモニーということを念頭に置き、誰もが気持ちの良い一日になるようにしたいものです。
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ベビードレスや自分の着るものは早めに用意しましょう!
お宮参りに赤ちゃんに着せるものとしては、ベビードレスや着物が一般的です。地域によって、母方の祖母が用意するものである、というような風習もあります。それを知らずにこちらで勝手に用意してしまうと、風習を重んじる地域の方は、気持ちを害されたり、がっかりされてしまう場合があります。
赤ちゃんの服装
大切な子供が生まれ、初めてのお祝いになるのですから、みんなに気持ち良くお祝いしていただきたいものです。
お宮参りの場合のドレスや着物はどうしたらよいのか、早めに両家で確認しておくのが良いでしょう。可愛い孫の初めての行事、それを心待ちにされているおじいちゃんやおばあちゃんも少なくはないですので、ここできちんとしておくことで今後のお付き合いもスムーズにいくということがあります。
時期にもよりますが、春や秋など過ごしやすい季節の時は、お宮参りをする方もたくさんいらっしゃいます。前々からベビードレスやお着物の下見をお店に出向いてしていても、直前に行ったら売り切れていた、というような残念なことが起こりうる可能性もあります。
ベビードレスや着物は出来るだけ早めに手配しましょう。自分たちが用意するのではなく、祖父や祖母にお願いする場合は特に、慌てて用意してもらうことのないように配慮が必要です。
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母親の服装
母親自身の当日の服にも注意が必要です。
お宮参りの主役である赤ちゃんが正式な祝着の場合は大人もそれに合わせて参加します。両家が出席する場合は、お互いの服装を合わせるようにしましょう。
しかし当日は、長時間になることから、母親は途中で母乳をあげたり、また赤ちゃんが吐き戻してしまったり…といったトラブルも起こると考えておいてください。そんな時、柔軟に対応できるような服装が一番望ましいです。
今では母乳があげやすいブラウスや脇のところがスナップ止めで開閉可能になっていて、周りにいる人にわからないようにその場で母乳をあげることも可能な服などが売られています。こういった服装も、ママの経験からの声で商品化されているのでしょう。
こういった便利なアイテムを利用して、できるだけ当日に困らないように考えて用意しましょう。妊娠前のフォーマルな洋服があるからそれで大丈夫と思っていても、油断は禁物。出産後は体型が思った以上に変わっているもの。早めに試着をして駄目なら買い換えられるぐらいの余裕を持ちましょう。
お母さんが動きやすく機嫌が良いと不思議と赤ちゃんにも伝わって、赤ちゃんも機嫌が良いものです。出産後で初めての子どもとの行事でおしゃれを楽しみたい気持ちがあるかもしれませんが、子どもが小さいうちは、動きやすさ重視なものを選んだ方が、結局良かったと思う場合が多いです。何があっても対応できるように、替えの服を一枚用意しておくことも忘れずに。
お宮参りのママの服装は「参考 お宮参りの母親はどんな服装がいいの?ポイントと対策はこの5つ!」でポイントと対策を確認してみてください。
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もしもの時に、ミルクやオムツの準備は万端に!
お宮参り当日は、たとえ赤ちゃんの機嫌が良かったとしても、まだ生後一ヶ月程度。何が起こるか予測はできません。
いつもと違う環境を敏感に感じとって、母乳を飲まずに泣きわめく
お腹の調子が突然悪くなってオムツどころか大事なベビードレスまで汚してしまう
ミルクもいつもより多めに余裕をもって作る準備をしておくとか、オムツもギリギリの量ではなく、余分に持っていくようにしましょう。
また、ベビードレスに着替えさせてバッチリ決めていても、お宮参りが始まる前に吐き戻して汚してしまったりすることも多いものです。
直前に着替え
とにかく、赤ちゃんは大人の都合なんて考慮してはくれません。予定通りにはいかないものと考えて、いつも以上の量の用意をしておくべきです。かといって、赤ちゃんを抱っこして、慣れない洋服を着て大荷物…というのも考え物です。
「抱っこひもをしていたにも関わらず赤ちゃんが落ちてしまう」という事故を耳にしたことがあるので、赤ちゃんをすぐ抱っこして守れるぐらいの余裕は欲しいもの。いくら用意は必要といっても、マザーバッグひとつに収まるぐらい、すぐに赤ちゃんに手を伸ばせるぐらいの量を用意するようにしましょう。
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写真撮影はお宮参り前がおすすめ。
お宮参りや七五三の場合、主役はやはり赤ちゃんになります。ですから、写真撮影でも赤ちゃんの可愛らしい笑顔とまではいかないまでも、ドレスを着て抱っこされて、すやすや気持ちよさそうに眠っている姿などを写真におさめたいものです。
しかし、何と言っても相手は赤ちゃん。そう思うようにいかないのが現実です。お宮参りを済ませて疲れるのは大人だけではありません。赤ちゃんだって疲れるのです。時間が経つにつれて、どうして泣いているのかわからないぐらい愚図ったり、あやしても泣き止まないこともあります。
泣いているところを写真にとるのも後々、良い思い出になるのかもしれませんが、せっかくのお祝いの記念撮影で大人も疲れ顔の困り顔になってしまいがちなので、赤ちゃんも大人も余裕をもって写真撮影に臨みたいものです。
そこで写真撮影はお宮参り前に済ませることをおすすめします。
赤ちゃんも一番安定している
必要以上にあやす苦労が少ない
ミルクの時間を気にしなくて良い
大人も疲れ顔ではない
素敵な写真が撮れるでしょう。今ではフォトスタジオで前撮りなどもあるので、検討してみると良いでしょう。
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食事会などの会場予約は早めにが鉄則
お宮参りの後は、写真撮影や食事会をセッティングされる方も多いものです。
事前予約は直前ではなく余裕を持って手配しましょう。同行される方々の予定もありますし、直前に言われても困るものです。それぞれの予定を調整して、当日無理のないようにしましょう。
お店を選ぶポイント
大勢の人が集まる場合は、授乳室やおむつ交換が出来る設備があるというのも大きなポイントです。中には赤ちゃんといっても、目の前でオムツを交換するのを目にするのはいやだという方もいらっしゃいます。
親となった今、そのような方への配慮も出来た方が良いでしょう。また、当日は何かとバタバタしていたり、気をつかって気疲れしたりしてしまいます。無理に参加を強要することのないように、心配りが大切です。
そして何より、赤ちゃんとお母さんが一番疲れてしまうでしょうから、早めの帰宅を心掛けてください。その子にとってお宮参りは一生に一度の行事。当日、赤ちゃんとの初めての行事をみんなで無理なく楽しみましょう。
まとめ
お宮参りの日取りは無理なく余裕をもって設定すること。
お宮参りの当日の衣装は早めに準備すること。
何が起こるかわからない赤ちゃんとのお出かけ。ミルクやオムツは多めに持参すること。
写真撮影は疲れない、お宮参り前がおすすめ。
食事会などの会場予約は早めにが鉄則。
ここに書かれていることは、実際にお宮参りを経験したママたちの体験談なので、参考にすると、思い出に残る素敵なお宮参りになるでしょう。