子の誕生を祝うため、お宮参りをしたいと思っても、そこには衣装代や撮影費、初穂料など多くのお金がかかります。
華やかなお祝いには必要だと思いつつも、できることなら抑えたい。でも抑えるポイントを間違うと後悔する……抑え方にもメリハリをつけるべく、最善策を探ってみましょう。
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お宮参り申込時の確認事項
参拝したい神社を見つけたら、まず電話で申込確認しましょう。インターネットでも申込できる神社はありますが、お金についてはっきりと書いてある神社もあれば、曖昧な神社も。
インターネットだけでは情報が足りないことや、なかには情報が更新されていないこともあるので、曖昧な場合は神社に連絡を取って、相場を聞いてみましょう。
また、お金以外についても確認することはたくさんあります。赤ちゃんが生まれて間もない時期(生後1ヶ月)であることを考えると、以下は気になる点なので、
「こんなはずじゃなかった、、、」
とならないように確実に把握しておきましょう。
トイレにオムツ交換台の有無
ミルクを作るお湯の提供有無
お宮参りの所要時間
駐車場の込み具合
ベビーカー置き場の有無
また、神社への確認の電話は神社の様子がわかるというメリットもあります。
大人気の神社や、設備不足の神社とわかれば、別の神社を探すことになりますので、直前に確認するのではなく、余裕を持って神社に問い合わせましょう。
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初穂料の「お志で」や選択式はどんな意味?
神社に奉納するお金は「初穂料」と「玉串料」の2種類。
これがはっきりと「5,000円」「1万円」と決まっていれば楽なのに「3,000円、5,000円、1万円」と選択式だったり、「お志(おこころざし)」と言って金額すべてを任せる神社もあります。
お志って、じゃあ1,000円でもいいの?
と思うかもしれませんが、奉納額が違うと、「あるモノ」が違ってきます。
その「あるモノ」とは、お宮参りで初穂料や玉串料を払い、儀式を執り行うと、お子様へお祝いものとして神社からもらうお土産のことです。
お土産の中身は通常お守りや絵馬、お菓子などが入っています。このお土産の内容が、納めた額によって違い、値段が高いほど、内容は充実したものになります。
だからといって、初穂料などを背伸びする必要はありません。このお土産の差はあくまで神社からの御礼と捉えてください。背伸びする必要はありませんが、ケチケチする必要もまた、ありません。
祈祷をお願いする際は、神社からのご好意もあることを想定して、最低でも3,000円は包みましょう。お土産の種類が違うだけで、祈祷内容は同じ扱いですのでご安心ください。
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お宮参りの着物はレンタルを決める前に、周囲に確認
着物については、レンタルの方がほとんどでしょう。ベビードレスは、手作りか、あるいは誕生のお祝いでいただいているかもしれません。お下がりがある方はお下がりを使います。
一生に一度、それもたった一日の数時間しか着ないもの、となるとレンタルになりがちですが、まずは親類縁者を頼ってお下がりがないか聞いてみましょう。
なぜでしょう?
実は、お下がりには様々なメリットがあるからです。
お下がりだと高品質な日本製
お下がりと聞くと、古臭いイメージがあるかもしれませんが、お下がりと言うことは何十年も前のもの。質が良い日本製である可能性が高いのです。
現在、安くて可愛いデザインのものがレンタルできますが、ほどほどの質のものにお金を出して手間を出すよりは、質の良い衣装を無料で身に纏う方がその佇まいも違って見えます。
衣装はコストを抑えるのに最も重要な役割を果たしますので、神社の予約よりも前に、お下がりの有無確認の呼びかけをお勧めいたします。
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お宮参りの写真
最後に、最もお金を使ってしまう記念撮影について。
大きな神社の近くには写真屋さんがあるので、大抵はそこで撮影をすることになります。今はとてもサービスが充実していて、お宮参りの撮影時はスタッフの方が皆一生懸命可愛い写真を撮るために赤ちゃんをあやしてくれるので、安心して撮影に臨めるでしょう。
お子様だけを撮ったもの、家族だけで撮ったもの、祖父母も一緒に撮ったもの……撮影したすべての写真を見て、どれを印刷するか判断するのですが、これがとても大変です。
生まれたばかりのわが子の写真は、どれも可愛く見えてしまい、ついつい「あれも、これも……」となってしまいがちになるからです。通常の写真サイズだと気軽に注文できますが、記念撮影となるとサイズは大きくなり、値段も上がります。
たくさん買いたい気持ちを抑えて、お子様だけ・家族だけなどの各写真を1枚ずつ必要な分だけ頼み、あとは数枚選ぶ程度にしておきましょう。
それでも大体3万円~5万円が相場です。神社の近くの写真屋さんが最も手軽ですが、写真撮影だけを別日に行うなどを考えれば、もう少し抑えることができるかもしれません。
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まとめ
初穂料・玉串料、衣装代、撮影代……多くのお金がかかるお宮参り。神社に納めるお金は、高くても低くても、祈祷そのものに影響はありません。
衣装代は、周りを頼ればコストゼロで済む可能性が最も高いですが、理性を外してしまうととことん出費してしまうのが記念撮影です。
お宮参りの後にも七五三や入学祝等、記念日はこれからもたくさんあります。
どこまでお宮参りの記念撮影にお金を掛けるか?どこを抑えるべきか。少しでもお役にたてれば幸いです。