お宮参りと言えば、華やかな衣装や記念撮影など、お母さんがはりきるものが多いイメージですが、実はお父さんにも大切な役割があるのを知っていますか?
「え?、スーツ着てビデオ撮影するだけじゃないの?」
とのんきに構えている場合ではありません。ビデオ撮影以外にも、父親ならではの役割がたくさんあるんですよ。
お宮参り、男性はスーツが基本
お宮参りの服装は、
- 赤ちゃんはベビードレスか着物
- お母さんはフォーマルな服装
- お父さんは大抵スーツ
です。ただ、赤ちゃんが着物の場合は、両親ともに和装でもかまいません。スーツと言っても会社用ではなく、結婚式などに着ていく少し上質なスーツを着用してください。
もちろん、お母さんもフォーマルな服装と言っても派手なものではなく、主役の赤ちゃんにそっと寄り添える形が理想です。お母さんは授乳の可能性を考慮し前開きの服などをお薦めします。
ただ着るだけ、といっても、事前にネクタイはどれにするか、ハンカチはどうするかなど夫婦で話し合っておく必要があります。当日になって慌ててしまわないよう、お父さんも準備に協力しましょう。
お宮参りのママの服装は「参考 お宮参りの母親はどんな服装がいいの?ポイントと対策はこの5つ!」でポイントと対策を確認してみてください。
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玉串奉奠の儀式を担う
初穂料を社務所に渡したら、いよいよ儀式の始まりです。待合室で待機し、名前を呼ばれたら祭壇のある場所へ向かい、玉串奉奠の儀式を行います。
玉串奉奠とは、玉串を神様に捧げる儀式のことで、男性が行うものと定義されているわけではありませんが、お父さんに任せるのが一般的です。
お母さんが行ってもいいですが、赤ちゃんによってはお母さんがそばにいるのにお父さんに抱っこされていると泣いてしまうこともあるので、お父さんに任せるのがいいでしょう。
儀式の内容は簡単に説明すると
- 神職の方か巫女さんから玉串を受け取った後、祭壇の前に立ち、姿勢を正し、一礼。
- 玉串をゆっくりと回転させ、奉納する。
というもの。
作法がわからなくても、事前に神職の方か巫女さんがやり方を教えてくれますので心配いりません。その間お母さんはお父さんの後ろに座して、赤ちゃんを抱っこしながらお父さんと共に子の成長を願います。
儀式そのものはあっという間ですので、そんなに気構えなくても大丈夫です。
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お宮参りの後は食事会などの仕切り役
お宮参りの後、食事会を行うのが通例です。お宮参りは父親の両親との参拝が基本なので、報告を兼ねて親戚が集まる場合は、お父さんが食事会の仕切り役を担いましょう。
食事会の場所は、できれば自宅で行いましょう。住み慣れた場所だと赤ちゃんもお母さんもリラックスできますね。自宅が狭くて食事会ができない場合は、祖父母の家や親戚の家など、誰かしらの家で行うのがいいでしょう。
お宮参りでの参拝、写真撮影の後さらに続いて生後1か月前後の赤ちゃんを飲食店に連れて行くのは赤ちゃんへの負担も大きいのであまりお薦めできません。
とはいえお父さんの親族の家だと、お母さんも気を遣って言えないことも多いと思いますので、事前にお父さんの方から布団の用意や授乳場所の提供などを確認し、母子ともにリラックスできる場所を整えてあげましょう。
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まとめ
お宮参りにお父さんがするべきことは意外とあるものです。
スーツに合わせるネクタイやハンカチ、食事会の手配など、お母さんが一人でできないことはありませんが、やはり産後1カ月前後ということを考えると、お母さんからはアドバイスをもらう程度で、実際にはお父さんが動くということが良いバランスのように思います。
父として、子どもの祝いに積極的に参加できる楽しみを味わってください。