待ちに待った赤ちゃんが生まれて、やっと落ち着いた頃にやってくる大きなイベント、それがお宮参りです。
ただお宮参りのことを詳しくご存知でしょうか?知らない人が大半だと思います。
それも当然で基本的には赤ちゃんとその両親・祖父母が参加するイベントだからです。つまり基本的にはどのお父さんお母さんにとっても初めての経験で、どう準備してよいかわからないものなのです。
ここでは、そんなお宮参りのお祝いに関して最低限押さえておくべきポイントをご紹介します。
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目次
赤ちゃん・母親の体調を最優先
親はやっぱりお父さんとお母さんが両方そろっているのが一番です。ぜひ、両親そろって参加するよう日程を調整しましょう。一般的なのは神社でお参りをしてもらう形です。
そのときに納める初穂料の相場は五千円~1万円程度。お父さんはスーツ、お母さんはカジュアル過ぎない服装であればOKです。赤ちゃんにはベビードレスにケープを準備してあげてください。
時期は生後30日ごろといわれますが、最近はあまりこだわらず生後100日ごろまでを目安に、特にお母さんの体調と気候なども考えて決めてよいです。なぜなら、生後30日はまだまだお母さんの体調が戻っていないことが多く、無理はできないからです。
一番大切なのは赤ちゃんと両親にとって無理のない形でお祝いができることです。あまり周囲の言葉に左右されすぎず、両親でよく相談しあい、柔軟に日程を調整しましょう。
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兄弟からのお宮参りのお祝い金は控えめに
基本的には兄弟はお宮参りに参加しません。
もちろん一緒にお祝いして欲しいという気持ちがあることは何より幸せなことです。しかし、まだ小さな赤ちゃんや体調が万全ではないお母さんにとっては、神社に行くだけでも体力的にも精神的にも負担が大きいものです。
できるだけ大人数にならずにコンパクトに進められるよう配慮してあげましょう。
もしお祝いの気持ちを表す場合は最も手軽で本人達も助かるお祝い金をおすすめします。ただし、すでに出産祝いを送ったのであればあまり金額は多くないほうが恐縮せず良いかと思います。
金額の目安は三千円~五千円くらいが一般的です。
お作法
- ご祝儀袋に包む
- 表書きは「御祝」「祝御宮参」と記す
- 水引は紅白で蝶結び
- のし付き
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祖父母は同席が基本だが個別事情(遠方など)次第
一般的に祖父母はお宮参りに同席します。理由は「昔から赤ん坊は父方の祖母が祝い着を着て抱っこする」という慣例があるからです。
昔のしきたり
ただし、今はそのしきたりも簡略化されており、母方の祖母が抱っこしていたり、母親自身が抱っこしている場合も多いのであまりとらわれる必要はありません。
昔ながらの慣習が残る家庭の祖父母などは、しきたりに倣って同席をお願いすると喜ばれます。また、祖父母が遠方の場合は、両親のそれぞれの祖父母が集まる必要はなく、それぞれの家庭の事情を考慮して出席者を決定しましょう。
日程調整がうまくいかず、両方の祖父母とも出席せず両親だけでお宮参りを簡単に済ませる場合もあります。
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食事会は赤ちゃんがゆっくりできる個室を確保
お祝い会はお宮参りの後などにまとめて行うことが一般的ですが、両親の予定や体調なども考慮してお祝い会を行わない場合もあります。こちらも家庭ごとに状況を考えて決めて構いません。
出席者は両親と祖父母に兄弟や親戚が加わることもあります。場所はお店か自宅です。
お店
- 赤ちゃんのおむつ替えや泣き声などを考慮して座敷の個室を確保しましょう。
自宅
- 特に母親にとっては事前準備の負担が大きくなってしまうので、おすすめできません。
最近はお宮参りやお食い初めに考慮したプランなどもあるお店も増えてきているので、ざっくばらんにお店に相談してみるのがよいでしょう。
参加者が多いと準備も大変になるので、大人数でのお祝い会は避けるのが無難です。
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お宮参りのお礼には写真を添える
お宮参りが終わったら出席していただいた祖父母やお祝いをいただいた方へお礼の報告をしましょう。
結婚祝いの時のように、内祝いでしっかりとした品物を送る必要はありませんが、赤ちゃんの成長具合やお宮参りが無事遂行できたことを報告するため、当日の様子とともに写真を添えて報告すると喜ばれるでしょう。
地域によっては
もし近くにお祝いをしてくれた兄弟や親戚が住んでいれば、お礼参りとしてお宮参りの帰りにちょっと寄って挨拶をしていくと大変喜ばれます。
やはり一番嬉しいのは赤ちゃんと両親が直接会いに来てくれることなので、可能な範囲で考えてみて下さい。
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まとめ
- お宮参りへの出席は両親と祖父母まで。
- 兄弟親戚からは、さりげなく気持ちをお祝い金で送る程度。
- お礼は食事会や、写真を添えて簡潔に。直接会えればなお良し。
お宮参りは上の3点に注意することで両親の負担も少なく、周りに気を遣いすぎないで済みます。
あまりしきたりにとらわれすぎずに、ぜひ両親や祖父母と相談して一番いい形を決めていきましょう。